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認知症を患った方の脳機能維持や改善、または認知症を予防するための非薬物療法です。学習というイメージから患者さんや、ご本人に難しい問題をやっていただいたり、勉強をさせたりして、脳機能を高める方法と勘違いされている方が多いと思います。

実は全く違うのです。脳科学の研究から分かっていることは、難しい問題を解いたり、TVゲームをしたりすることでは脳は余り働かないのです。運動すると体が疲れる実感があるので、脳を働かせるときもハードなトレーニングが必要と考えるからでしょう。

反対に、簡単な(8+3=)計算を素早く解いたり、文章を音読している時は年齢に関わらず、また認知症の方でも脳全体が活性化した状態になります。しかも長い時間取り組む必要もありません。それぞれで5〜10分程度でよいのです。

また、人間は人とコミュニケーションしている時も脳が活性化することが分かっています。特に他の人から誉められたり、認められた言葉がけをされると一瞬で脳は活性化します。さらには目的をもって手指を使う行為でも高い活性度合が得られます。

これら科学的に分かっていることを組み合わせ、認知症高齢者の脳機能維持や改善、さらには高齢者の認知症予防に用いるやり方を「学習療法」と言います。


学習療法だより


  vol.1 2015年1月号

  vol.2 2015年4月号

  vol.3 2015年8月号

  vol.4 2016年1月号

  vol.5 2016年6月号

 

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【学習療法の定義】


学習療法とは、音読と計算を中心とする教材を用いた学習を、学習者と支援者がコミュニケーションをとりながら行うことにより、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善を図るもの。